甲状腺がんになった福島の女性の告白〜まだ何も終わっていない

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2016年5月 甲状腺がんを患った女性(当時21歳)は、匿名を希望に多くを語りたがらない福島の中で起きているがんについて初めて沈黙を破り、語り始めました。

福島は、原発事故以来、173名の甲状腺がんが確認、または疑いが持たれています。(補足: 2017年現在では184名)

恐怖を助長する代名詞にされている福島の甲状腺がん患者さんたちは、もはや “出る杭は打たれる” 状態になっています。

甲状腺がんの発症率は、特に子供においては、一般的に発見される何倍もの数になっています。

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しかし、政府は、このがんの増加は福島の子供達全員のスクリーニングをしたので通常ならデータに出ない潜在的な数が上積みされただけで、原発事故による放射線の影響ではないと言っています。

❝ いまの状況の中、厳格で調和志向の日本社会では、なかなか声を大にして話す人は多くないのが現実です。匿名を希望するのもこう言った風潮があるからです。
でも、同じように感じている他の方たちもいますので、私は話すことにしたんです。 ❞

と彼女は、話しました。

彼女は情熱的に看護学校の先生である今の自分の仕事について話しましたが、同時に深い不安を感じています。

❝ 私は結婚できるんだろうか?生まれてくる子供は健康なんだろうか? ❞

国連原子力影響科学委員会ら医療団体は、福島よりも酷かった1986年のウクライナのチェルノブイリ原子力発電事故後の周辺地域に放出された放射線とがん発症が明らかに関係していると認めています。福島で同様に起きている病気に彼女は苦しんでいます。

福島についての国際的見解は、原発事故によってがんが上昇することはないだろうとの予測ですが、一部の研究者からは、甲状腺がんの上昇は事故に関係していると信じられています。

政府は、2011年3月の津波と地震の後に、18歳以下の福島県内に住む38万人のスクリーニング検査を命じました。そのうち約38%がまだ検査されておらず、現在は18歳から21歳のうち75%が検査されています。

彼女は、検査を恐れて錯乱する恐れのある他の検査対象者や特に子供を助けたいと思い、自分が先に検査に来たと言いました。

彼女は自分の病気が原発事故によるものかどうかは分かっていませんが、安全のため子宮がんなど可能性のある病気もチェックするつもりです。

❝ わたしは、すべての人、そして特に子供たち全員が、病院に行って検査して欲しいと思っています。みんな、検査は大変でそれほどリスクもないと思って行かないのです。 でも、私のがんは早期に発見されて、それが重要であることを知りました。❞

甲状腺がんは、治癒可能ながんですが、一部の患者は生涯投薬が必要で、定期診察もしなくてはなりません。

彼女は、甲状腺の腫瘍を一つ取り除き、鎮痛剤以外は投薬せずに済んでいます。しかし、ホルモンバランスの不均衡で疲れやすい体になりました。

彼女は、かつてスターアスリートでした。今でも趣味でスノーボードは続けています。

薄いキスマークや傷のように、目に見えない程度の小さな手術跡が首にあります。

❝ 2週間近く病院に入院しましたが、出かけるのは辛かったです。その時は、本当に大変でしたが、今は痛みはないです。でも、苦難も跳ね返せる能力が私のトレードマークなんです。私はいつも前に進むだけです!❞

と、彼女は笑顔で言いました。

彼女は、がんになったと分かった時に泣いていた母を特に心配していました。
彼女の2人の兄弟も検査を受けましたが、幸い問題はありませんでした。

放射線の影響による遺伝子異常に不安を抱く日本人は多く、彼女の元ボーイフレンドの家族も彼女のがんを知り、2人の(将来の)関係についての不安を現していました。今では、自衛隊員の新しいボーイフレンドができ、彼は病気を理解してくれていると喜んでいます。

2016年初め、甲状腺がん患者のための支援グループが設立されました。弁護士や医師を含むこのグループは、メディアから要請される一部の家族のインタビューも世間に注目される危険を考慮し、全て拒否しています。

グループは同年3月に東京で記者会見を行い、甲状腺がんの児童を持つ2人の父親とライブビデオでつながりましたが、顔は見せず、身元を隠していました。

彼らは、「政府ががんと原発事故は無関係であると言うことは間違いである」と主張しました。

これから日本は2基の原子炉を再開します。

同グループの弁護士でもある河合氏は、患者が補償請求を求める集団訴訟に相当すると考えているが、法的措置に時間がかかることを認めています。

「いま患者たちはひとつになっていない。団結してお互いに話し合う必要がある」と、AP通信のインタビューで河合氏は話しています。

福島で若者の甲状腺がんスクリーニングを実施している医師や他の専門家委員会は、発見されたがんの症例数を定期的に更新しており、甲状腺がんが確認された数は着実に上昇しています。
(補足:もっと詳しい事実を知りたい方はコチラ)

しかし、記者会見で彼らはこの事象は放射線に関連していないことに一貫していました。2011年当時に動揺が広がったわずか5歳の子供に発見されたがんは、これまでに発見された中で最も若い症例となりました。

しかし、専門家たちはその事実を跳ねのけ、それは重要な数字ではないと言いました。そして、委員会を率いる医師の星氏は、

「原発事故と関係あると思えない」

と述べています。

福島県の写真家でもあり患者団体の顧問である飛田氏は、「恐怖と感じるのは、もはやがんや放射線について話すことだけでなく、そのもの自体になっている。」と話しています。

彼は、福島に住む女の子から自分は放射線を浴びて悪いことになったけど結婚はできるのかと尋ねられたとき、答えを失い、後で涙を流さずにはいられなくなったと語りました。そして氏は続けます。

❝ 彼らは孤独を感じているのです。彼らは親戚に話すことさえできません。彼らは疑問を投げかけることが許されていないと感じているのです。 ❞

彼女は、自分はラッキーなんだと思っています。約18,000人が津波によって命を失った人がいて、家も失った人もたくさんいて、続けざまに原発事故が起きたのに、彼女の家はなんとか無事でした。

原子力発電についてどう思うかを尋ねたところ、彼女は静かに答えました。

「 日本には原発は必要ありません。 」

そして、こう付け加えました。

「 原発がなければ、多分、私は病気になっていなかった。」

(Source: CBS NEWS: Japanese woman breaks silence on Fukushima-related cancer)


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posted by 阿呆多良介 at 06:00 | 食 / 健康 / 体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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