偽りの食料危機−飢餓と病人を作りだすグローバリゼーションとは?

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日常過ごしているとあまり気をとめないですが、コンビニやファーストフード、スーパーなど売れ残って廃棄せざるを得ない食べ物が毎日すごい量で出ています。もちろん家庭でも食べきれない食料がゴミとして捨てられています。

日本の食料廃棄量はなんと1,900万トン。うち半分に当たる1,000万トンが家庭ゴミと言われています。その量で年間5,000万人の人が生活できるレベルです。

食料廃棄率だけでみると、大量消費国アメリカを上回り、一人あたりの廃棄量はNo.1と言われています。ちなみにアメリカは3,300万トンの食料廃棄量です。(凄い・・・)

アメリカや日本、EUなど一部の先進経済大国がバカみたいに大量の食料を供給し、大量消費させ、大量に余ったものを捨てている実態を前提に次のコメントを読んでみてください。

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❝ 食糧危機は技術進歩で回避できる ❞
❝ 企業ビジョンは「食糧増産」と「環境保全」に貢献すること ❞

これは米国モンサント社の執行副社長と日本モンサント社長のコメントです。
メディアなどでは人口増加で食料生産が追いつかない、アフリカをはじめとして飢餓に苦しむ子供たちを救うというような食糧危機を全面に出して遺伝子組み換えビジネスを正当化していますね。

モンサント社が増産を推し進めている穀物は、年間24億トン以上生産されており、実は全世界70億人の2倍の140億人が生きていける量を既に生産出来ているのです。ところが6割以上の穀物が大量飼育された家畜動物のえさに回され、前述の先進国に向けて輸出されてしまうのです。


偽りだらけの食糧危機から正しい食社会を作っていくには


ちょっと昔までは農産物というのは、自分の国の人が飢えない為に生産し供給していき(自給自足に基づく考え)、足りない分だけ他国から輸入するだけでした。

ところが、自国の経済を潤していくために食料貿易が盛んになり、効率的に大量生産をするために化学肥料や農薬の開発、いまでは遺伝子組み換え作物の開発にまで行き着き、ついにアグリビジネスと言われるビジネス(お金)のための農産業が誕生してしまったんです。

よくグローバル化、グローバリゼーションと聞こえの良い言葉だけが先行しがちですが、このアグリビジネスをみてみると、アメリカは世界中の農業を近代化させるために肥料、農薬、種子(遺伝子組み換え)を急速普及させ大量生産して一部の金持ちが儲けているということなんです。

そうして大量の食料を生産して、もうあまり余って捨てるしか無い食料飽和先進国と貿易をしてお金を稼ぎに必死になっているんです。一体、食糧危機とは何を指すのでしょうか・・・。

もしこんな無駄なことをやめて年間1,500万人以上が餓死している国々に食べ物がきちんと渡っていけば、”食糧危機は技術進歩で回避できる” ”企業ビジョンは「食糧増産」” などど口が裂けても言えない状況になるんです。

でも、こんなむちゃくちゃな世の中にしているのは実は我々日本人のせいでもあります。

しかも、こんな食の社会を受け入れているがために遺伝子組み換え食品の大量摂取、多量の添加物、農薬漬けの作物、多量の糖分摂取の1日3食プラスアルファで飽食生活を過ごし、最後は病気になって死んでいく悲しい末路が待っているのです。

もう気がつかないといけません。1日1〜2食の必要摂取量で健康的な食生活を目指せば、自分が病気にならない体を手に入れられるだけでなく、結果として、必要とされない大量遺伝子組み換え作物や農薬漬けの食料供給が減っていき、悲惨な生涯を送る家畜動物も減り、安全食品が増え、飢えている国へ食料を回していける好循環を生むことができるのです。

悲しいかな、日本をはじめとする飽食消費者が無駄に大量の食料を求める限り、一部のお金持ちが大金を稼ぐ世の中の仕組み作り=グローバリゼーションという実態が不健全な世界を作り上げてしまうだけなのです。

(参考文献:著者ポール・ロバーツ「食の終焉」)

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posted by 阿呆多良介 at 07:00 | 食 / 健康 / 体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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