モンサント社がスポンサーするヒラリー・クリントンの大統領選

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アメリカ大統領選挙が大詰めとなり盛り上がってきていますね。民主党のヒラリー・クリントンか共和党のドナルド・トランプか、日本でも毎日のように報道されています。

民主党のヒラリー・クリントンが優位と言われていますが、実はクリントン支持を表明したバーニー・サンダース氏も支持率では拮抗するほど根強い人気でした。

しかし、あのモンサント社がヒラリー・クリントンのスポンサーになっていること、サンダース氏やトランプ氏はモンサント社の活動を支持していないことが今回の選挙戦に影響を及ぼしていたことを知っている人は少ないのではないでしょうか。(むろん日本では報道されませんからね、、)

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サンダース氏は、「たった1%の富裕層に99%の全国民の富が搾取されて格差が広がっている。だから今こそ富を支配しているウォール街の連中から開放され、新たなアメリカの社会を作ろう!」と自ら『民主社会主義』を名乗り、多くの若い層から支持されています。実はこうした発言もあのモンサント社と関係しているんですね。

さて、では立候補者たちの選挙活動にどれだけモンサント社のGMO(遺伝子組み換え)ビジネスに影響を与えている(与えていく)のかみてみたいと思います。


モンサント社がスポンサーのヒラリー・クリントンはもちろんGMO支持!


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こちらは多額の選挙資金を確保しているクリントン財団のHPにあるクリントン・グローバル・イニシアティブの活動報告にあるスポンサー一覧(一部抜粋。サイトはこちら)です。ロックフェラー財団をはじめ名だたる企業、団体が連なる中、モンサント社もしっかり入っています。

彼女自身もGMOについてはモンサント擁護のコメントを公式にしています。

GM(遺伝子組み換え)作物と聞くと何だか恐ろしいもののように聞こえるけど、“耐性の強い”作物と聞くと、私たちが求めているものに聞こえますよね。事実と皆さんが思っていることとの間には大きなギャップがあるんです 

ヒラリー・クリントンが大統領になれば、今までどおりモンサント寄りの政策になり、今後も国民は何も知らないまま更に多くの遺伝子組み換え食品が食卓に並ぶことになるでしょう。

スーパーパックと言う言葉を知っていますか?これは公然と認められている選挙活動資金のことを言いますが、ヒラリー・クリントンはウォールストリートの超富裕層から多額の活動資金を得ています。

過去記事でも取り上げましたが、モンサント社の株主は世界の金融を牛耳るウォール街の金融財閥と深く関係しています。ヒラリー・クリントンはそうした人たちが支持基盤として資金援助を貰い繋がっているので、当然、ウォール街が儲かるようモンサント社をバックアップするために動いていますね。

ちなみに現安倍政権も大企業(=その株主)のための政策と言われており、こうした大企業の株主はやはりウォール街と深い関係がある外国人投資家です。ですので、ヒラリー・クリントンと同じでグローバリズムという名の下、世界の金融を牛耳るウォール街のために国を動かしているんですね。


対抗馬のサンダース氏とトランプ氏がヒラリーと違う点


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多くの米国民は1%の富裕層に富が集中する格差社会への不満がたまり、“変化” を求め始めています。スーパーパックでウォール街から多額の活動資金を集めて活動するヒラリー・クリントンとは正反対に、サンダース氏もトランプ氏もウォール街からの資金援助はありません。

そこで民主党でヒラリー・クリントンの対抗馬となったのが、サンダース氏です。彼はGMOに対してこのようにコメントしています。

アメリカ国民の大多数が商品にGMOのラベル(遺伝子組み換え商品である表示)を付けることに賛成しています。しかし、実態は…バイオテクノロジー会社(モンサント社)やフード会社(GMO表記をされると都合の悪い大手フードメーカー)が反対をしている。全てのアメリカ国民は自分が食べているものが何なのかを知る権利があります ❞ 

しかし、現在のアメリカではこの当たり前の権利がまかり通らない為、ヒラリー・クリントンとは逆のGMO反対を掲げるサンダース氏に多数の若者層から支持を得ているのでしょう。

しかしサンダース氏は無所属として活動、クリントン氏は夫の大統領時代から多くの支持派の代議員を多数もち、その裏に絡むウォール街資金との繋がりから選挙戦では有利に事が進むようになっています。

ちなみに共和党でいち早く選挙戦から身を引いたブッシュ元フロリダ知事ですが、彼は父兄の両元大統領と同様にGMO大歓迎の姿勢でした。ちょっとだけ彼のGMOに対するコメントを紹介すると、、

GMOは米国経済に革新的なテクノロジーをもたらしているもので、こうした技術革新を問題視する方向へ持って行くべきではなく、むしろ歓迎するべきです ❞

ブッシュ一族は1%の富裕層に入ってますので、一貫してそこはブレなかったようですね。

そして、人気絶頂のトランプ氏は、誰もが知る不動産王で自分の資金で何でも出来てしまいます。政策に影響を及ぼすスポンサーはいないので、何のしがらみもないのですね。ですので当然モンサント社との関係性も気にする必要は全くなく言いたいことを言っています。

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こちらはアイオワ州の予備選でベン・カーソン氏にリードを許した時、トランプ氏が自身のTwitter上でフォロワーとのやりとりした内容がGMOに触れていて話題になりました。

トランプ流の言い方にすると、

❝ (アイオワ州の投票者に対して)モンサントのコーン漬けになってしまって脳に異常が出てしまったんじゃないか? ❞ 

と、こんな感じの皮肉った物言いでしょうか。なぜそういうコメントが出たかというと、アイオワ州のコーンの94%はGMO、97%の大豆はGMOといわれる(USDA統計より)遺伝子組み換え栽培州だからです。

この投稿コメントからも彼は決してモンサント社、GMOに対して好意的ではないことが分かりますね。


気がつき始めた米国民と何も変わらない日本人


こうした候補者の考えは、日本では一切話題にもなりませんが、アメリカでのモンサント、GMOの問題はやはり国民の関心事になって選挙戦に影響を与えているのです。

モンサント、GMOの視点から米大統領選を眺めてみても、いかに世の中が国民が望む方向ではなく、サンダース氏の言う“1%の富裕層” によって世の中が動かされているのかがよく分かりますね。

トランプ氏は記者会見で「私は米国民をまとめる人だ。みんなを1つにしたいし、そうすれば誰もわれわれを負かすことはできない。」と言っています。この“誰も”が誰のことを指すのか、深い意味が込められています。

いままでならトランプ氏のようなトンデモないと言われる候補者やサンダース氏のような無所属議員はすぐ脱落するところが、根強く多くの国民の支持を得ているところをみるとアメリカの多くの国民が気づき変わり始めてきたということでしょうね。

もっともこれにより都合の悪くなる議員や政府関係者、モンサントを始めとするスポンサー企業などが沢山出てくるので彼の大統領阻止に躍起になること間違いなしでしょう。

さてさて、今の日本。どうやっても変わる兆しがなく、都合の悪い情報は全て蓋をされてしまう超閉塞的社会ではアメリカのような国民の変化は期待できないでしょうね・・。きっとトランプ氏やサンダース氏のような人が日本にも登場してくれたらもっと多くの日本人が “気づく” のではないでしょうか。


(参考:How Do Presidential Candidates Weigh in on the Issue of GMOs?
, Hillary Clinton Loses Voters to Bernie Sanders Over Her Pro-GMO Stance
, Trump Deletes Corn Tweet After Insulting Iowa Voters



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posted by 阿呆多良介 at 07:00 | 食 / 健康 / 体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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