食べたい?遺伝子組み換えサーモン|ついに作物から魚の生産へ


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カナダ連邦裁判所はアクアバウンティー社(米国マサチューセッツ州)が作り出した遺伝子組み換えサーモンの生産を許諾したというNewsが流れました。

どうやらカナダのエコロジーアクションセンター(ハリファックス市)とリビングオーシャンソサエティー(ブリティッシュコロンビア州)の2団体はアクアバウンティー社と政府に対しこの遺伝子組み換えサーモン生産について異議申し立てをしていましたが、公式に法廷で退けられた形となったようです。

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これでアクアバウンティー社は米国での生産に認可が出なかったが、カナダ、パナマに限っては生産が認められることになり、米国への本格販売も視野に入れられるようになったわけです。

この結果にアクアバウンティー社のCEOロン・ストティッシュ氏は 
“ これで消費者が我々の遺伝子組み換えサーモンについて抱いていた心配を払拭することができました ” 
とコメントしています。??・・本当に消費者は本当に安心しているのでしょうか?


遺伝子を人工的に変えられ生まれた魚を食べたい人はどこまでいるのか?


米国のFDAのオープンコメントページ(サイト上を自由に投稿できるページ)には、なんと200万人もの人たちがこの「GMサーモン」を望んでいないという類のコメントとなったそうです。また、生態系に影響が出る天然サーモン種へ交配などの危険も不安とされています。
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この遺伝子組み換えサーモン、どうやらよく食用で流通するアトランティックサーモンに日本ではあまりお目にかかることがない超巨大鮭「キングサーモン」(↑写真左)と水深200メートルに棲むうなぎみたいに細長い深海魚「ゲンゲ」(↑写真右)という魚の遺伝子を組み合わせて作りだされた魚らしいのです。

って食べたいですか?そんな魚。。。

アクアバウンティー社はこれで通常の養殖サーモンより早く成長してしかもデカイサーモンが出荷できる!(冒頭写真参照)と、あたかも消費者がGMサーモンたくさん食べれて嬉しいでしょ、という言い分でしょうが、世界的に見てもこれを食べたい人は出てこない気がします。

実際、米国消費者の声を聞いてか、米国大手スーパーのCOSTCOやWhole Foods、Trader Joesなどはいち早く遺伝子組み換えサーモンの販売はしませんと表明しています。

米国FDAは通常のサーモンを食べるのと何らかわりなく安全であると主張していますが、既に問題視されている遺伝子組み換えトウモロコシや大豆などの作物と何ら変わりなく危険であると強く言われています。

今後はモンサント社のようにアクアバウンティー社のロビー活動によってどこまで政府と結託し消費者の声を抑えて販売できるかで成功の可否が見えてくるのではないでしょうか。

そのまま遺伝子組み換えサーモンと言って売っても売れないでしょうから、レストランや加工食品あたりにしれっと入っていく可能性は大きいでしょうね。もうこういう流れはいい加減にして欲しいです、、、(怒)

今のところ、米国、カナダの連邦裁判所は遺伝子組み換えではない食物を食べることができる消費者の権利主張に関しては口を閉ざしたままです。

遺伝子組み換えサーモンが与える人体への影響、環境への影響の本当のリスクは明らかに過小評価されているのが現状なのです。

今の時点では日本への流通の影響はないとされています。ただ、これも“今のところ”です。規制や決め事などその時の都合で政府は簡単に変えていきますので、今の遺伝子組み換え作物の大量輸入のような自体は将来あり得なくもない話かもしれませんね。

参考:AquaBounty’s GM Salmon Approved for Production by Canadian Federal Court



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posted by 阿呆多良介 at 06:00 | 食 / 健康 / 体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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