生乳と牛乳がまったく違う飲み物になっている理由


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生乳と牛乳の違いは?と聞かれて答えられますか?

牛の乳だから同じと思う人も多いと思いますが、我々が日常手にするのは牛乳で、日本の約97%はステアリライゼーション(超高温殺菌処理・130℃ 2秒間)で処理され完全に別の飲み物に変化しています。なので、名前は牛乳ですが、厳密には牛乳と言えた代物ではないんですね。

国際乳業連盟で規定する牛乳とは低温殺菌のもので、超高温殺菌牛乳は全ての栄養素(ビタミンD、E等)、酵素、細菌の80%を占める善玉菌などが熱で抹殺され、低品質ドリンクになった後に大量出荷されるんですね。

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ではなぜ低温殺菌で牛乳を製造しないのか?
答えは簡単で低温殺菌では十分なレベルに至る牛乳を作れないからです。つまり、一般的な量産用原乳の質が極めて悪いので、超高温殺菌をして全ての質を熱で消滅させゼロベースにしてしまわないと製造・出荷できないんですね。また、2秒殺菌で大量生産が可能となるので、当然、メーカーは安く大量に販売できる高温殺菌を選択しますよね。

粗悪な原乳になるのはなぜか?
これは劣悪な環境で育てられた乳牛から取った原乳を使っているからです。過去記事でも触れていますが、普通の牛は草しか食べませんが、急成長させるため普通(自然乳牛)は食べないトウモロコシ(当然、遺伝子組み換え)などの穀物を含んだ飼料で殆ど動けず一生狭い場所で無理やり継続的に妊娠させて搾乳できるよう育てていきます。

そんな悲劇の雌牛の乳を使います。当然、病気になる牛もいますが、そんな環境下で育てば乳も細菌が多く混じりますので、超高温殺菌をしないと危険で使い物になりませんよね。

ちなみにお乳というのは血液からできてますので、牛が食べたもの(飼料)や環境によって形成されます。これら不健康に育った牛の血液から作られる乳がどれほどのものか想像できますね。

それを殆ど全国の公立小学校は、文科省の定める方針として強制的に給食に取り入れ出してるのです。一番大事な成長期の子供に危険で栄養価のない飲み物を飲ませているという事実は、当然ですが、表沙汰にはならないです。


本物の生乳を知れば牛乳がいかに粗悪なものかを知ることができる


北海道の十勝に想いやりファームさんという農場があるそうです。
日本で唯一生乳を販売しているとのことです。まさに本物の生の牛の乳を飲めるところなんですね。この原乳である生乳をそのまま飲めるほど安全な有機牛を飼っている想いやりファームさんのコメントは心に響くものがあります。

以下 「とかち農業ストーリーHP」より引用

❝ 生乳を商品として流通させるには、それほどまでに衛生管理を徹底しなければ出荷することはできないし、何より牛たちが本当に健康で幸福でなければなりません。おっぱいには母親の状態が全て出ますから ❞

❝ 生き物なんだから違うのが当たり前。1頭1頭に個性があって感性がある。それを一つの方法でやってしまうことは不自然じゃないですか ❞

❝ 無農薬・無施肥で牧草地を作り牛を放牧し、餌は草だけしか与えていません。乳牛は赤ちゃんにあげる10数倍の乳が出るよう改良されてきました。今生きている乳牛は草では全く栄養が足りず、穀類でかろうじて生きています ❞

(引用終了)


アメリカ、カナダでは生乳を販売した酪農家が逮捕される事件がおきました。
これは危険な細菌が入っている恐れのある牛乳を販売したということで、罪に問われたのです。

でも、逮捕された酪農家は想いやりファームさんのように牛をオーガニックに育て搾乳した安全な乳にもかかわらず法に触れたことで逮捕されてしまったのです。

近年は牛乳は体に悪い、牛乳神話崩壊などと言われるようになりましたが、本当の議論のポイントが完全にズレています。もちろん国を巻き込んでこの本質論を議論されたら大変。牛乳の酪農協会、大量生産・出荷をするメーカー、それを推奨する政府は、超高温殺菌の牛乳の販売、給食導入の大義名分がなくなってしまいます。

本当は都合の悪いことも消費者が気がつかないからお金を稼いちゃうことを大優先する世の中で、あなたは「牛乳」とどう向き合いますか?


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posted by 阿呆多良介 at 06:00 | 食 / 健康 / 体 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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